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Jori日記/2003-6-13

北海道1日目 

というわけで、北海道にやってきました。朝、とっても辛かった・・・・。何しろ、昨日用意なぞもろもろ終えたのが夜中の3時。そして今日は8:15発の飛行機に乗るために、6:27のバスに乗る。起きたのは5:30。我ながら良く起きれたものだわ。やっぱり遊びが目的だと目覚め方も違うね。というか、旦那が起きれたのがかなり奇跡的!

まずは、帯広空港からスタート!です。レンタカーはランクアップをして、コロナプレミオでした。なかなか乗り心地いい感じ。微妙なランクアップだったけど、以外と良かったかも。天気はあいにくの小雨だったけど、まっすぐな北海道の道、快適なドライブ。ほんと、メインの道だけじゃなくって小道までもがまっすぐなんだよね。電線も少ないし早速北海道らしさを満喫。最近結婚した友人が偶然にも北海道に来ていて、富良野でちょこっと合流することにした。今日のお宿も富良野方面だしね。ということで一目散に富良野へ。富良野には、1時過ぎぐらいに到着。友人が到着するまで「富田ファーム」を見学。ラベンダー・・・やっぱりまだちょっと早いね。でも、一部分にポピーやらマーガレットやら咲いてて、ちょっとはしゃぐ。一面お花のじゅうたん・・・なんてのを期待してたけど、こんなものかなぁ? でも、早速写真をばしゃばしゃとって、観光客気分も満喫。あとは、ポスターとかを見て、イマジネーションを膨らます。その後、友人たちと合流して待ちにまったランチッチ♪「ふらのワインハウス」でチーズフォンデュとソーセージをいただく。大きなパンがくり抜いてある中にちょっとシチューっぽいとろ〜りチーズがたんまり。小高い丘にあるレストランで富良野を見下ろしながらアツアツをぱくり。おいしかった。

今日のお宿は、「トロルドハウゲン」というペンション。るるぶのモデルコースで見つけたところでウッディーで洒落た作りが気になって決めました。で・・・!「隠れ宿」とあるだけに、もう本当に場所を探すのに一苦労・・・!!オーナーの方にも「わかりづらいので・・・」と言われてたけど、これほどまでとは思わなんだ。何しろ、住所も無い(!!)からカーナビにも出ないし、仕方なくオーナーに電話で道順を聞いても目印になるものが何もないから、ほっんとーに判らない!!ということで、かれこれ1時間近く迷子になってペンションに着いたのが夕食時間ぎりぎりになってしまいました。でも、かなーりニアミスだった。すんごい近くまで来てるのに判らなかった私たち、かなり悔しかった。しかし、看板ぐらいは出して欲しいなあー。

ペンションの雰囲気は、思ったよりもお洒落でオーナーのこだわりが感じられました。カラマツ林の中にひっそりと佇んでて、メインリビングの大きな窓からは富良野の草原が一望できて、気持ちいい。作りはほとんど木で、ヨーロッパの小さなお家って感じ。部屋はダブルベッドだったのでちょっと狭かったけど、家具が総て1900年代のアンティーク。木目調の部屋に白いスチール(!?)ベッドに、それに合わせた白木のサイドテーブル。女の子なら、思わず「わぁ♪」って声をあげてしまうカワイイお部屋でした。本物のアンティークなので色々注意事項を言われて、ちょっと肩狭い思いもしたけど、一度は泊まってみてもいいって感じ。旦那は高飛車な雰囲気を感じたらしく、あんまりお気に召さなかったみたいだけど。

確かに、ここのオーナーはペンション運営の他にも音楽活動・執筆活動・写真活動など色々されているようで、確かにペンションのお客へのサービスがいまいち、とは私も思った。中心がお客では無く、自分たちのペースって感じが否めない。歯ブラシ・タオルなどの準備も無いし、必要以外の事はしゃべらないっていう雰囲気。でも、夕食はなかなか本格的なフレンチでおいしかったし、何よりも夕食後のコンサートが素晴らしかった。これも旦那に言わせれば「勝手に」という事になるらしいけど(確かに!)、でもご夫婦それぞれのピアノ・ギターでの弾き語り(しかも夫婦でハモり)、そして盛り上がってピアノでの弾き語り(ご主人)と言うバラエティに富んだ内容。ご主人は作曲もされてるそうで、富良野の季節の映像(スライド上映)に合わせた曲を披露してくれて、声もハスキーでちょっと徳永英明チックな感じですごくキレイだった。思わぬところでこんなキレイな音楽に出会えて、普段忙しい日常で忘れていた「何か」を思い出して、何だか涙が出そうになった。例えていうと、富良野の自然に触れて体にビタミンが行き渡る、とすれば、この音楽でコラーゲンみたいな美容液が染み込んだ、という感じ。大自然の中で、夫婦共通の趣味の音楽を楽しみながら夫婦仲良く暮らすなんて、なんて素敵なんだろうと、憧れを感じた。きっと二人に流れてる時間の流れは、私たちとは全く違うんだろう。もちろん私たちには無い気苦労も色々あるだろうけれども、自分たちの為だけに日々過ごしてるという感じがして、やっぱりうらやましい。奥さんの方が執筆活動をされているのだけど、富良野での暮らしを綴った「トロールの森から」という出版されているエッセイ集が売ってたので、こっそりと購入した。これで、ささやかながらも帰ってからも富良野を感じられたら、と思う。それぐらい、私にはお二人の暮らしに惹かれてしまった。普通のペンションに比べたら確かにマイナス面もあるんだけど、トータル的に考えて宿泊代はかなりお得と思う。旦那にも、あのキレイな音楽を聴いて欲しくって何度も起こしたのに、今までの疲れで熟睡モードから帰ってこなかったのは残念。例え一人で泊まっても上質な時間が過ごせそうなペンションでした。

明日は、天気が回復するといいなぁ。